アメリカ社会における空前の住宅ブーム・コロナ渦にいち早く回復した中国経済・社会との木材ニーズの伸長はヨーロッパの木材市場を巻き込み一大「ウッドショック」として、ここにきて国内の住宅用木材の全般に対するコストアップとして我々建築関連の業界に極めて深刻な懸念として重くのしかかってきている。
今後の事態の長期化・推移によっては「建築不足」を招く恐れがあり、重大な感じをもって臨んでいるところである。
この事態はコロナの世界的蔓延というエポックメイキングな事象ばかりではなく、コストとは・物流とは安全管理とは等の問いかけに他ならない。
コスト・コストの一辺倒に陥り、上記管理を省みなかった附けを廻されたことに他ならない。
国内にある森林資源も戦後先人の努力により数十年後の現在十分に育てているとの事。
しかし活用のルートが壊滅状態にあり、市場に供給されずにいるとの事「なんとも残念の極み」である。
こんな時にする話ではないと思うが、森林資源に限らず、身の回りのことを考え直してみるのも。悪くないのでは。
「今ならまだ間に合う」
相生興業代表取締役社長 青木潔